- ■証券口座と銀行口座の違い
- 株はどこに行けば買えるの?…この質問に対する答えは、ご存知の方も多いと思いますが”証券会社”です。証券会社は銀行や郵便局などと同じ”金融機関”という部類に入りますが、株は、同じ金融機関でも、銀行や郵便局で株は買えないようになっています。株式投資を行うには、証券会社に口座開設をする必要があるのです。
ただし、『じゃあ、証券会社に開いた証券口座は、自分が購入した株だけを預けておく口座なんですか?』と聞かれれば、そうではありません。銀行や郵便局と同じで、株以外に現金も入れておくことができるのです。
こんな風に証券会社の口座は、イメージとしては銀行の口座に近いのですが、お金の他に株も入れておけるのが最大の特徴です。ただし、銀行や郵便局とは違い、給与振込みや公共料金の自動引き落としはできないようになっています。つまり、『お金も預けられるんだから、証券会社の口座だけ持っておけば良い』っていう風にはならないんですよね(^^ゞ。
ちなみに、証券会社に預けるお金ですが、入金すると自動的に証券会社の口座専用の『MRF(マネー・リザーブ・ファンド)』という投資信託に振り替えて運用されるので、銀行の普通預金と同じ程度の利率で増えていくようになっています。要するに、証券口座に預けているお金にも利息が付いて増えるってことですね♪
さて、”口座”と言えば、少し前に銀行の『ペイオフ』が話題になりましたが、証券口座の場合はどうなるんでしょうか?銀行と同じように、お金を預けておいた証券会社が倒産したら、自分が預けておいたお金は、1000万円以上は保証されないんでしょうか?
結論を先に言っちゃうと、心配後無用。証券会社の場合は、万が一証券会社が潰れても、口座に入っている資産は安全なのです。これは、証券会社の資産と顧客の資産は別々に管理するよう、法律で決められているからです。ですから、たとえ株式投資には興味がない方も、一応証券口座を開設しておくと、自分のお金を安全に預けておくことができるので良いかもしれませんね(*^^*)。
■証券口座とは?
- 上でも書きましたが、証券口座は、使い方などは基本的に銀行口座と同じようなものです。ただし、銀行や郵便局のような通帳はありません。あくまでも、株式や投資信託を購入するための口座ですから、頻繁にお金を入出金したりといった、手軽な口座ではないとことなんでしょうね。
証券口座は、”公共料金の引落しができない””インターネット証券会社の中には、土日祝日の出金ができない”というような弱点もありますが、パソコンや携帯電話を使い、インターネットから、証券口座を開く時に指定した自分の銀行口座や、郵便局の自分の口座に簡単に出金依頼ができるようになっています。
ですから、兄さんは特に不便さを感じたことはありません。先ほども言いましたが、”銀行口座と証券口座はどちらか片方持っておけば良い”ってものではないですからね(^^ゞ。
なお、証券口座から現金を引き出す際には、一般的には手数料がかかりますが、インターネット証券会社や店舗型の証券会社の中には、証券会社側が指定した金融機関なら、入金・出金が無料となる嬉しい証券会社もあります。証券口座を開く際には、このあたりもポイントとなりますので覚えておいて下さいね。
そして、証券口座の開設に関してですが、証券口座を開くだけなら、一部の大手証券会社を除いて、無料でできるようになっているので、株式投資や投資信託を考えている方は、とりあえずいくつか口座を開いてみることをお勧めします。
口座開設の方法は次のページで詳しく解説しますが、まず最初に言っておくと、証券口座を開くには、わざわざ証券会社の店頭に出向く必要はなく、パソコンから簡単に済ませることができます。
まず、パソコンを使って目当ての証券会社のホームページにアクセスし、インターネットで口座開設の申込みをし、後日、証券会社から送られてくる口座開設の申込書に、住所などの記入をしハンコを押して、免許証などの身分証のコピーと一緒に送り返す。という作業だけで、簡単に口座開設ができるようになっているのです。
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